大きさ横2.3cm×縦6.9cm
「嗟薄賤之可悼 豈有忘于須臾」
側面に縦に彫りました。
長いね・・・。よく彫ったなぁ過去の自分。
書き下し「ああ、薄賤の悼む可し 豈に須臾に忘るること有らんや」
訳「ああ、可哀相な鳩たちよ、どうして彼らのことを少しの間で忘れることができようか」
これは、中国の阮籍という人の書いた「鳩賦」の最後の一文です。
当時おぼつかない足取りで訳文をしてまして、とても印象に残ったのでした。
ざっとあらすじを書くと
嘉平中に2羽の鳩の子を拾う。
前半は、鳩が子供を生み育てる。
ただの鳩ではなく瑞鳥のような表現もある。
暫くすると巣が落ちてしまって、兄弟は離散してしまった。
2羽は、人に拾われ身を寄せる。
後半は、人の視線を交える。
拾った2羽の鳩を大事に育ててかわいがっていた。(裕福な家)
2羽も懐いて飛び立とうとはしない。
(襟元を美しくして、姿を映し出して、首を振りながら歩いて、と、人っぽい鳩っぽい表現が重なる)
けれどある日、狂犬がやってきて2羽とも引き裂きかみ殺してしまった。
どうして彼らのことを少しの間で忘れることができるだろうか。
という末文を彫った物です。
・・・・・なんのことはない鳩の話なんですが、これが二人を指してるとしたら、誰だろうという話。
なかなかに奥深い話で、訳文で止まってしまって結論まで書けなかったのが悔しいです。
いつか、続きをしてみたいなぁと思います。いつか・・・